るなぱあくの魅力は、単なる安さだけに留まりません。園内を歩くとひときわノスタルジックな空気を放つ建物が目に入ります。それが、昭和29年の開園当初から子どもたちを乗せ続けている「もくば館」です。
もくば館内に並ぶ電動木馬は、円形レール上をゆったりと回転・昇降する極めて貴重なクラシック遊具です。2007年には、現存して稼働する木馬としては日本最古級である点や、昭和中期の遊園地文化を今に伝える貴重な建造物・機械設備である点が評価され、国の「登録有形文化財(建造物)」に登録されました。
現役の登録有形文化財に、子どもたちが今もわずか10円で乗れるという事実は、全国的にも極めて稀有な事例です。祖父母、親、子どもと、三世代にわたって「同じ木馬に乗って育った」という家庭も多く、地域の記憶を世代間で継承する文化拠点としての役割も果たしています。