旅客機以外のカテゴリーに目を向けると、日本の航空史を塗り替えた巨大機たちが独自の役割を果たしています。
日本の航空機産業における金字塔として挙げられるのが、航空自衛隊のC-2輸送機です。川崎重工業が主契約企業として開発したこの機体は、全長43.9メートル、全幅44.4メートル、最大離陸重量約141トンに達します。これは日本が独自に開発・量産した国産航空機の中で史上最大のサイズです。先代のC-1輸送機と比較して約4倍のペイロード(積載能力)を持ち、国際平和協力活動や離島防衛の要として運用されています。
また、日本の特定の空港でしか見られない異形の超大型機として、航空ファンから熱烈な視線を浴びているのがボーイング747-400LCF「ドリームリフター」です。世界にわずか4機しか存在しないこの貨物機は、ボーイング787型機の大型複合材部品(日本国内の三菱重工業、川崎重工業、SUBARUが製造する主翼や胴体)をアメリカの最終組立工場へ空輸するために作られました。
日本国内では主に中部国際空港(セントレア)に定期的に飛来します。胴体上部が極端に巨大化された独特のシルエットを持ち、荷物の積み下ろしの際には機体後部が横に大きく開く「スイングテール」構造を採用。空港展望デッキに現れると、周囲の旅客機が小さく見えるほどの威容を誇ります。