日本のニット聖地が生んだ革新。「ラッピンノット」が解き明かすモノづくりの真価

日本のニット聖地が生んだ革新。「ラッピンノット」が解き明かすモノづくりの真価

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新潟県の中央東部に位置する五泉市。豊富な清流と湿潤な気候に恵まれたこの地は、古くから繊維産業が盛んであり、現在では日本一のニット産地として名を馳せている。この場所で半世紀以上にわたり技術を磨き続けてきたのが「ウメダニット」だ。

数々の高級アパレルブランドのOEM(相手先ブランド名製造)を請け負い、高度な職人技と最先端の編み機を駆使してきた同社。長年培った技術力を結集し、自らのアイデンティティを世に問うために2012年秋冬シーズンからスタートさせたのが「ラッピンノット」である。

ラッピンノットの工場とニット製造技術

ファクトリーブランドという言葉が一般化する以前から、同社は製造現場の知見をそのままデザインに還元する挑戦を続けてきた。単なるコストパフォーマンスの追求ではない。職人の手仕事と工業製品としての精密度が調和したコレクションは、誕生直後から国内外のバイヤーやファッショニスタの強い関心を引き付けた。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。