日比谷で映画を観ようと計画する際、最初に突き当たるのが「TOHOシネマズ日比谷」と「TOHOシネマズシャンテ」の棲み分けです。同じTOHO系列であり、距離にしてわずか徒歩2分ほどの至近距離に位置していますが、劇場のコンセプトと上映ラインナップは明確に差別化されています。
TOHOシネマズ日比谷は、2018年オープンの東京ミッドタウン日比谷本館(スクリーン1〜11)と、隣接する東京宝塚ビル地下の別館(スクリーン12・13)からなる全13スクリーン・約2,800席のフラッグシップシアターです。ハリウッド大作や話題の邦画メガヒット作が中心で、巨大スクリーン「TCX」や「IMAXレーザー」といった最新鋭のプレミアム音響・映像設備を網羅しています。
対するTOHOシネマズシャンテは、1987年の開館以来、単館系アートフィルムやヨーロッパ映画、ドキュメンタリーなど作家性の高い良作を届けてきた“ミニシアターの聖地”です。全3スクリーン(合計約600席)のこぢんまりとした空間設計で、派手なアトラクション音響こそありませんが、落ち着いた大人の客層が静かに作品と対峙できる独自の文化圏を守り続けています。