数字だけでは見えてこない学生生活の「リアル」について、SNS上の投稿や卒業生・在学生の口コミ、掲示板の生の声から検証していきます。
現場の学生から真っ先に挙がるのは、「六会日大前駅の改札を出たらすぐに敷地が始まる圧倒的な通学利便性」です。他大学の農学部では、駅からバスで30分揺られる山奥にキャンパスが隔離されているケースが珍しくありません。その点、日大生物資源科学部は駅西口からペデストリアンデッキでキャンパスに直結しており、雨の日でも通学ストレスがほぼゼロという環境は高く評価されています。
一方で、キャンパス内部の移動環境については賛否が分かれます。敷地があまりにも広大なため、講義間の10分休みで教室を移動する際に小走りになる学生が多く、構内専用の自転車を利用する学生も少なくありません。また、敷地内に大規模な畜産施設や実験圃場を抱えているため、「南風が吹く季節は牧場の堆肥の匂いが講義棟まで漂ってくる」「夏場は虫が多い」といった自然共生型キャンパスならではの率直な愚痴も見受けられます。
ネット上の反応(Xや受験掲示板)をまとめると、次のような声が主流を占めています。
- 「日大の騒動で一時はどうなるかと思ったが、農場や実験室の設備は私立随一。研究室に入れば関係なく学問に没頭できる」
- 「獣医以外の学科は思っていたより入りやすいが、単位認定は甘くない。理系の基礎実験を落とすと留年に直結する」
- 「湘南エリアなので江の島や鎌倉が近く、サーフィンや海好きには最高の立地。ただ都心のナイトライフを期待すると完全に裏切られる」
このように、学生の満足度は「何を求めて進学したか」によって明確に二極化しています。生き物や農業、バイオテクノロジーに明確な興味がある学生にとっては「国内最高のプレイグラウンド」である一方、なんとなく理系資格を求めて入学した学生には、実験漬けの日々と特有の泥臭さが負担になる傾向があります。