検索エンジンで「一由そば」と入力すると、関連検索候補に「閉店」という不穏な単語が表示され、不安を覚えるファンが後を絶ちません。しかし結論から申し上げれば、日暮里の本店が閉店したという事実は一切なく、完全なデマ・誤認です。
なぜこのような噂が定期的にネット上を駆け巡るのでしょうか。調査の結果、3つの明確な背景が浮かび上がってきました。
第1に、かつての系列店や暖簾分け店舗の統廃合・独立です。かつて展開されていた秋葉原店の閉店や、駒込にあった支店が独立して「一○そば(いちまるそば)」へと屋号変更した経緯があり、これら周辺店舗の動向が「日暮里の一由そばが閉まったのではないか」と混同されて拡散された経緯があります。
第2に、「年始」と「お盆」の完全休業期間による誤解です。24時間365日ほぼ休まず営業している店舗だからこそ、正月(1/1〜1/4)やお盆(8/13〜8/15)にシャッターが完全に閉まっている光景を目撃した通行人が、「まさか閉店したのでは」とSNS上に投稿し、一時的な騒ぎになるパターンが毎年繰り返されています。
第3に、昨今の原材料費高騰や人件費上昇に伴い、都内の老舗立ち食いそば店が相次いで暖簾を下ろしている社会的背景です。「一由そばも危ないのではないか」というファンの懸念や憶測が検索キーワードとして蓄積され、アルゴリズムによって上位表示されてしまったのが噂の真相です。日暮里本店は現在も24時間、盤石の態勢で湯気を上げ続けています。