政治家のキャリアにおいて、官僚出身者は珍しくない。しかし、彼の追及スタイルが他の元官僚議員と一線を画すのは、行政機構の裏側を知り尽くした「制度の穴」の突き方にある。東京大学教養学部卒業後、旧郵政省(現総務省)に入省した経歴は、行政文書の作成プロセスや決裁ルートの把握において決定的な武器となってきた。
法解釈の緻密さは群を抜く。与党側の答弁に矛盾が生じた瞬間を見逃さず、過去の政府答弁や官理文書を突きつける手法は、審議を何度もストップさせてきた。霞が関の現役官僚たちからも「最も答弁作成が恐ろしい議員」と恐れられる理由はここにある。