高岡早紀さんが芸能界へ足を踏み入れたのは1987年のこと。マドラスシューズ主催の「第3回シンデレラ・コンテスト」で見事グランプリを獲得したことが直接のきっかけでした。当時わずか14歳(中学3年生)ながら、日本人離れしたすらりとした手足と小顔、陶器のような白い肌はすでに完成されており、スカウト関係者の間でも「とんでもない原石が現れた」と話題をさらいました。
翌1988年には、CMソングにも起用されたシングル「マドモアゼル・モーツァルト」でアイドル歌手として華々しくデビュー。当時のアイドル界といえば、王道の明るい笑顔を振りまくスタイルが主流でしたが、高岡早紀さんのアイドル時代はどこかアンニュイでミステリアスな雰囲気を漂わせていました。フレンチポップスを思わせる洗練された楽曲と、透明感あふれるビジュアルの親和性は極めて高く、デビュー当時の写真を見ても、現在でいう「エモさ」の極致ともいえるオーラを放っています。