従来のJ-POPシーンにおいて、「着ぐるみ」や「キャラクター」が本格的な音楽シーンの中心に食い込むケースは極めて稀だった。しかし、むぎ(猫)が提示したパフォーマンスは、その既成概念を根本から覆したのである。
メジャーレーベルであるビクターエンタテインメント内の名門レーベル「SPEEDSTAR RECORDS」からのデビュー以降、彼が放つ音楽の完成度の高さは、辛口な音楽批評家たちをも唸らせてきた。自身で全楽曲の作詞・作曲・編曲を手掛け、さらには木琴演奏からダンス、小道具の制作までをも一人でこなす「ソロカンパニー」としての姿勢。それはまさに、本物志向のシンガーソングライターそのものである。