褥瘡の看護計画完全ガイド!Op・Tp・Ep例文と最新予防・評価法

褥瘡の看護計画完全ガイド!Op・Tp・Ep例文と最新予防・評価法

褥瘡の看護計画完全ガイド!Op・Tp・Ep例文と最新予防・評価法に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

発生した褥瘡の治癒を最短化するためには、米国NPUAP(現NPIAP)のステージ分類および日本褥瘡学会の基準に沿った的確な病態把握と、適切なドレッシング材(創傷被覆材)の選定が欠かせません。

  • ステージI(消退しない発赤):圧迫を除去しても白く消退しない発赤。皮膚の破綻はないが微小循環不全が発生している状態。
  • ステージII(部分欠損):表皮剥離、水疱形成、真皮浅層までの浅い開放創。
  • ステージIII(全層皮膚欠損):皮下脂肪組織が露出する深さ。腱や骨は見えないが壊死組織を伴うことがある。
  • ステージIV(全層組織欠損):筋膜、筋肉、骨、腱が露出する重篤な状態。ポケット形成を伴いやすい。
  • 判定不能(Unstageable):厚い壊死組織(黒色期・黄色期)に覆われ、深さを確認できない創。
  • DTI疑い(深部損傷褥瘡):一見すると紫色や暗赤色の無傷な皮膚に見えるが、皮下深部の筋肉層で壊死が進行している状態。

ドレッシング材の選択は「浸出液のコントロール」と「湿潤環境の保持(モイストヒーリング)」を軸に決定します。浸出液が少ない浅い創(ステージI〜II)にはハイドロコロイドやポリウレタンフィルムを用い、中等度〜多量の浸出液を伴う創(ステージII〜III)には吸水力に優れたポリウレタンフォームやハイドロポリマー、アルギン酸塩被覆材を選択するのが基本原則です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。