スクリーンの上では恐ろしいほどの迫力を放っていた若山富三郎だが、現場の仲間や後輩たちからは「誰よりも情に厚く、茶目っ気のある人物」として愛されていた。後輩俳優やスタッフへの面倒見が非常によく、撮影現場では豪華な差し入れを振る舞ったり、殺陣の指導を親身に行ったりしていたというエピソードは数知れない。
近年刊行された回顧録や関係者のインタビューなど最新追悼録においても、彼の破天荒ながら愛すべき素顔が次々と明かされている。完璧主義ゆえのNGエピソードや、弟・勝新太郎とのほほえましい私生活の交流など、知られざる秘話の数々は今なおファンを楽しませてやまない。昭和の銀幕を駆け抜けた巨星・若山富三郎。彼の残した名作と人間的魅力は、これからも日本のエンターテインメント史の中で輝き続けるだろう。 (出典: 若山 富三郎 死因(Yahoo!ニュース))