ネット上の情報やSNSの投稿の中には、事実と異なる誤解や思い込みが散見されます。正しい知識を持って医療機関を選択するために、2つの典型的な誤解を解消しておきましょう。
誤解①:「鹿児島の本院に行かなければ高度な医療は受けられない?」
これは完全な誤解です。さがらウィメンズヘルス宮崎は、鹿児島本院とオンラインカルテや高精細画像伝送システムで完全に統合されています。難治例や手術適応のカンファレンスはグループ全体で合同開催されており、宮崎にいながら全国トップレベルの治療方針が提示されます。手術が必要となった場合でも、宮崎で術前検査を行い、鹿児島本院でのスムーズな短期入院手術、その後の地元宮崎での術後フォローというシームレスな医療連携が確立されています。
誤解②:「乳がん検診はマンモグラフィさえ受けていれば100%安心?」
特に40歳未満の若い世代や、アジア人女性に多い「高濃度乳房(デンスブレスト)」の場合、乳腺組織が白く写るため、同じく白く写る腫瘍病変がマンモグラフィ単体では隠れてしまうリスクがあります。さがら病院宮崎では、個々の乳腺の密度や年齢、家族歴に応じ、超音波(エコー)検査との併用を適切に提案しています。「検診を受けたから大丈夫」と過信するのではなく、自分の乳腺タイプを知ることが肝要です。
【プロの結論】受診をおすすめできる人・慎重に検討すべき人の判断基準
医療機関にはそれぞれ得意とする役割と機能分化があります。ご自身の現状に照らし合わせ、受診の判断基準としてご活用ください。
【強くおすすめできる人】
- 乳房にしこり、引きつれ、痛みなどの自覚症状があり、一刻も早く専門診断を受けたい人
- 血縁者に乳がんや卵巣がんの既往があり、高精度なスクリーニングを希望する人
- 過去に検診で痛い思いをし、女性技師による丁寧な検査を受けたい人
- 検診から確定診断、治療計画まで一貫した専門グループに任せたい人
【慎重に検討すべき・他院も視野に入れるべき人】
- 予約なしで当日にふらっと立ち寄り、短時間で受診を終えたい人(完全予約制が基本のため事前調整が必須)
- 他の全身疾患(心臓病や重度糖尿病など)を併発しており、総合診療科と常時連携した内科的管理を同時に受けたい人(総合大学病院等の受診が適している場合があります)