日本サッカーの歩みは、時代ごとの象徴的なエースの歴史でもあります。日本サッカー協会の公式記録に基づく歴代得点ランキングを振り返ると、75得点を挙げた不滅のレジェンド・釜本邦茂氏を筆頭に、三浦知良(55得点)、岡崎慎司(50得点)、原博実(37得点)、本田圭佑(37得点)、香川真司(31得点)といった名ストライカーたちが名を連ねます。
とりわけ「サッカー日本代表の背番号10」は、単なるユニフォームの数字を超えた特別な重圧を伴ってきました。フランスW杯予選を戦った名波浩、世界を魅了したFKの名手・中村俊輔、ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドで輝いた香川真司へと受け継がれ、常にチームの顔としてスポットライトを浴びてきました。
特筆すべきは、2000年代の中田英寿や2010年代の本田圭佑が体現した「絶対的カリスマ型エース」の存在感です。彼らはピッチ内の圧倒的なプレーだけでなく、強烈な発信力とメンタリティでチーム全体を牽引しました。対して現在の森保ジャパンは、堂安律や南野拓実らも含め、個々が欧州第一線で主力を張りながらチームのために泥臭く走る「連動・自己犠牲型エース」の集合体として、歴代最強の総合力を獲得しています。