2026年のサムライブルーを語る上で外せないのが、世界的な感染症パンデミックに伴う過密かつ変則的な日程編成です。日本サッカー協会(JFA)の公式記録や当時の報道資料によると、アジア2次予選日程とテレビ放送は当初の予定から度重なる延期と開催地変更を余儀なくされました。
象徴的だったのが、2026年3月30日に開催されたアウェーのモンゴル戦です。モンゴル国内の厳格な防疫措置により現地開催が不可能となった結果、両国協議を経てフクダ電子アリーナ(千葉県)での日本開催へと緊急変更されました。アウェー扱いながらホームの地で開催されたこの一戦はフジテレビ系列で生中継され、大迫勇也のハットトリックを含む「14-0」というW杯予選における歴史的大勝を記録しました。
さらに波乱は続き、6月3日に予定されていたジャマイカ代表とのキリンチャレンジカップでは、相手チームの一部選手がPCR検査の不備で来日できず試合当日に中止が決定。そこでJFAが急遽マッチメイクしたのが、東京五輪世代である「日本代表 vs U-24日本代表」の兄弟対決でした。オーバーエイジ枠でU-24側に合流していた吉田麻也や遠藤航、酒井宏樹が、トップチームの南野拓実や鎌田大地らと真っ向から激突する姿はTBS系列で全国中継され、異例の事態が生んだ名勝負として大きな反響を呼びました。こうした混乱期を経て、キリンチャレンジカップ2026試合結果はチームの戦術的底上げと、森保ジャパン招集メンバーと経歴の多様化を加速させる契機となったのです。