サッカー日本代表の世界ランキング過去最高位が記録されたのは、今から遡ること28年前の1998年2月および3月発表のランキングです。当時、日本代表は岡田武史監督のもと「ジョホールバルの歓喜」を経て悲願のワールドカップ初出場権を獲得した直後でした。
1998年2月発表のランキングで、日本は前月の14位から一気にジャンプアップし、世界9位へと浮上しました。これは現在に至るまで、FIFAランキングにおける日本代表の歴代最高順位として公式記録に残っています。当時のトップ10にはブラジル、ドイツ、チェコ、イングランドといった伝統国が名を連ねており、ワールドカップ本大会出場経験すら一度もなかった日本がその一角に食い込んだことは、国内外のメディアやサポーターの間で大きな話題となりました。
しかし、当時の日本代表が実際に「世界で9番目に強い国」であったわけではありません。同年6月に開幕したフランスW杯本大会において、日本代表はアルゼンチン、クロアチア、ジャマイカに3連敗を喫してグループリーグで敗退。大会終了後には順位を急降下させることになります。この落差こそが、長年にわたり「なぜあの時9位になれたのか」という議論を生み続ける最大の要因となっています。