「三国一」という言葉は、特定の人物や対象を最上級に称え、祝福する文脈で好んで用いられてきました。代表的な用例を紹介します。
① 三国一の花嫁
婚礼の儀において、新婦の美しさや気立ての良さを「世界一素晴らしい花嫁」と惜しみなく称賛する祝福の言葉です。新郎に対して「こんな素晴らしい伴侶を得られて幸せ者だ」という寿ぎの意を込めて使われます。
② 三国一の果報者(かほうもの)
人並外れた幸運に恵まれた人や、この上ない幸福を手にした人を指します。「果報」とは仏教用語で前世の善行による報い(幸福)を意味し、現代で言えば「世界一の幸せ者」というニュアンスに相当します。
③ 三国一の山(富士山)
文部省唱歌『ふじの山』の歌詞(「あたまを雲の上に出し…三国一の山」)で広く親しまれている表現です。日本国内にとどまらず、唐土や天竺を含めた全宇宙・全世界を見渡しても、富士山ほど気高く雄大な霊峰は存在しないという絶対的な賛辞が込められています。