日本国内の数字だけを見ていると見誤りがちですが、三菱自動車の真の収益源はASEAN(東南アジア諸国連合)市場にあります。
タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどの新興国において、三菱ブランドの信頼性は絶大です。多人数乗車のMPV「エクスパンダー」や、過酷な路面環境に耐えうるピックアップトラック「トライトン」は、圧倒的なシェアを握っています。
新興国の過酷な気候や道路事情に耐えうるタフな足回りと、現地に根付いた強固なディーラー網は、一朝一夕で他社が崩せるものではありません。グローバル全体の営業利益の大半をこの地域が稼ぎ出す構造が完成しており、国内市場の波に左右されにくいタフな収益基盤を形成しています。