1990年4月5日、茨城県土浦市に生まれた三浦春馬は、わずか4歳で劇団に入団し、1997年のNHK連続テレビ小説『あぐり』で子役として鮮烈なデビューを果たしました。10代半ばからその才能は急速に開花し、2006年の映画『キャッチ ア ウェーブ』で初主演を飾ると、同年放送の社会派ドラマ『14才の母』(日本テレビ系)で主人公の恋人役を熱演し、全国的な知名度を獲得します。
2007年公開のメガヒット映画『恋空』では、第31回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。金髪の不良少年・ヒロが見せる繊細な愛情表現は社会現象を巻き起こしました。その後もドラマ『ごくせん』第3シリーズ(2008年)や、単独初主演ドラマ『ブラッディ・マンデイ』(2008年・2010年/TBS系)で見せた天才ハッカー役の緊迫感あふれる芝居など、平成から令和を代表する若手実力派トップランナーとしての地位を盤石なものにしていきました。
彼の真骨頂は、爽やかなパブリックイメージに甘んじることなく、常に難役に挑み続けた点にあります。筋萎縮性側索硬化症(ALS)に冒される青年を演じたドラマ『僕のいた時間』(2014年/フジテレビ系)では、自らALS患者や専門医への取材を重ね、体重を10kg以上減量して撮影に臨みました。企画段階から積極的に意見を出し、命の尊厳と向き合った同作は、第51回ギャラクシー賞個人賞を受賞するなど批評家からも極めて高い評価を獲得しました。