一切の根拠がないにもかかわらず、なぜ「子供がいる」という噂がこれほど広まったのでしょうか。当時のメディア報道やネット上の動向を検証すると、3つの明確な要因が浮かび上がってきます。
1. 主演ドラマ『TWO WEEKS』で見せた「本物の親子のような深い絆」
最大の要因は、2019年7月期に放送された主演ドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系)です。本作で三浦さんは、白血病を患った娘を救うために逃亡劇を繰り広げる父親・結城大地役を熱演しました。この時、娘の青柳はな役を演じたのが人気子役の稲垣来泉さんでした。
撮影現場や番宣番組において、三浦さんは稲垣さんを実の娘のように溺愛しており、自身のスマートフォンに2ショット写真を保存して共演者に見せるなど、周囲が驚くほどの父性を発揮していました。公式SNSに投稿された「仲睦まじいオフショット写真」や動画が拡散されたことで、ドラマの設定を知らない一部のネットユーザーが「三浦春馬の子供の写真」と誤認し、デマの温床となったのです。
2. 自身が歩んだ「子役時代」の検索キーワード混同
三浦さん自身、1997年のNHK連続テレビ小説『あぐり』でわずか7歳にして子役デビューを果たしています。その後も劇団つきのくにやアミューズのアクターズスクール等で研鑽を積み、数々の作品に出演してきました。
ネット検索において「三浦春馬 子役時代」「三浦春馬 子供の頃」といった幼少期の出演作や生い立ちを調べるクエリと、「三浦春馬 子供」という親としての子供を連想するクエリがアルゴリズム上で混ざり合い、関連トピックとして誤って増幅された側面も見逃せません。
3. 熱愛報道と過熱するアフィリエイト・SNSの憶測投稿
過去に報じられた歴代の交際報道(ダンサーの菅原小春さんや女優の三吉彩花さんなど)に関連づけ、「極秘裏に結婚していたのではないか」「海外で子供を育てているのではないか」といった根拠のないゴシップ記事や動画がYouTube・まとめサイト等で大量に生成されました。これらがクリックベイト(釣り記事)として消費されたことも、デマが長期化した一因です。