大作映画から社会派ドラマまで、彼が出演する作品には独特のリアリティが宿る。映画『キングダム2 遥かなる大地へ』では、過酷な戦場を生き抜く歩兵・尾到(びとう)役を熱演。肉体的にも精神的にも追い詰められる戦士の哀愁を泥まみれになって体現し、観客の涙を誘った。
また、フジテレビジョン系列で放送され大きな議論を呼んだドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』では、テレビ局の報道部チーフプロデューサーという重層的な役柄を好演。組織の論理と個人の良心の間で揺れるリアルな葛藤を表現し、骨太なヒューマンドラマの屋台骨を支えた。
主役を食うほどの存在感を放ちながら、決して作品の調和を乱さない。この絶妙なバランス感覚こそが、映画監督やプロデューサー陣から絶大なオファーを受け続ける最大の理由である。