渋川動物公園最大のストロングポイントは、動物たちとの境界線を感じさせない展示スタイルです。一般的な動物園のように高い柵の向こう側を眺めるのではなく、同じ地面に立ち、同じ空気を吸いながら触れ合うことができます。
その象徴とも言える存在が、アルダブラゾウガメの「アブー」です。過去の脱走劇で全国的なニュースとなり一躍有名になったアブーですが、性格はおとなしく人懐っこい人気者。園内の通路をマイペースに散歩しており、タイミングが合えば甲羅の横で記念撮影をしたり、ゆっくりと歩む姿を間近で観察したりできます。
さらに、自由気ままに寛ぐカピバラの群れ、人懐っこく近寄ってくるヤギやヒツジ、色鮮やかなクジャクやインコ、さらにはウサギやモルモットといった小動物まで、多種多様な生き物たちが歓迎してくれます。動物たちそれぞれが人間に対して警戒心を抱いておらず、穏やかな表情を見せてくれるのも、自然に近い環境で大切に飼育されている証拠です。