トレンドの発火点であり、最大の実験場となっているのがTikTokだ。街頭で撮影されたストリートスナップ動画や、通学路での何気ない歩行シーンを収めたショート動画が、数百万回規模で再生される現象が日常化している。
静止画中心だった時代と異なり、動画では「歩いたときのスカートの揺れ」「階段を上る瞬間のソックスのたるみ具合」「自然光の下での脚のライン」といった動的な情報がシビアに映し出される。激しいアルゴリズムの波に揉まれるティーンカルチャーにおいて、動画映えを意識した立体的なスタイリングは必須条件となった。少女たちはスマートフォンの画面をフレームに見立て、自身をどう演出するかを日々研鑽している。