上原屋本店を訪れたなら、まず味わうべきは看板メニューの「かけうどん」です。注文から実食までの本場セルフの流れを押さえておくと、初めてでも迷うことなくスムーズに楽しめます。
店内に入ったらトレイを取り、まずはカウンターの注文口で麺の玉数(1玉・2玉・3玉など)と「温」または「冷」を伝えます。冷たいかけうどんの場合はそのまま冷たいだしを注いでもらえますが、名物の温かいかけうどんを頼むと、丼に冷水で締めた麺だけが入った状態で手渡されます。
ここからがセルフうどんの真骨頂です。カウンター横に設置された「湯振り場」へ向かい、麺をザル(テボ)に移し替えて沸騰した湯の中に浸します。湯通しの時間は5秒から10秒程度がベスト。温めすぎると麺特有の引き締まったコシが緩んでしまうため、サッと湯にくぐらせて湯切りをするのがコツです。
丼に麺を戻したら、特製の「だしサーバー(給湯レバー)」へ進みます。蛇口のレバーを手前に引くと、瀬戸内海・伊吹島産の厳選されたイリコをベースに、利尻昆布や複数の削り節を贅沢にブレンドして抽出された熱々の黄金出汁が勢いよく注がれます。濁りのない澄み切ったスープは、イリコの力強い風味がありながらもエグみが一切なく、最後の一滴まで飲み干したくなる奥深い旨味に満ちています。