SNSの投稿を見ていると「どの店舗でも深夜に行けば必ず半額で買える」かのような印象を受けがちですが、ここには見落としてはならない盲点が存在します。
第一に、見切り販売の実施判断は100%オーナーの裁量に委ねられている点です。ブランドイメージや調理直後の品質維持を最優先し、「値引きシールは一切貼らず、基準時間を過ぎたらすべて廃棄する」という方針を徹底している店舗も少なくありません。
第二に、立地条件による大きな格差です。オフィス街や駅ナカの店舗では、夕方以降に揚げ物を追加調理せず、夜には什器を空にするオペレーションが一般的です。一方、住宅街やロードサイド店舗では夜間の来店客を見越して仕込むため、需要予測が外れた日に見切り値引きシールが登場しやすくなります。
また、見切り品は陳列ケース内で数時間保温されているため、揚げたて特有の衣のサクサク感が損なわれ、水分が飛んで身が硬くなっているケースもあります。購入後はそのまま食べるのではなく、自宅のオーブントースターやノンフライヤーで再加熱(リベイク)することが美味しく食べる必須条件です。