長距離サイクリストの間で注目を集めるのが、自走不能時に頼りとなる自転車ロードサービスだ。50キロメートルまでの無料搬送など手厚いスペックが並ぶが、実際のトラブル現場では約款上の細かな制約が立ちはだかる。
単なるパンク修理の現地対応やタイヤチューブの交換作業そのものはサービスの対象外であり、あくまで「安全な場所や自宅、修理店への車両搬送」に限定されるケースが多い。さらに、山間部の未舗装路やレッカー車両が進入できない特殊なロケーションでは出動自体が断られるリスクもある。トラブルが起きれば現場で即座に直してもらえるという過度な期待は、時に手痛い誤算を招く。