2026年現在、森本毅郎氏は86歳(1939年9月生まれ)を迎えました。一般的な会社員であれば退職から四半世紀が経過している年齢でありながら、平日月曜から金曜の早朝6時30分から8時30分まで放送される生番組『森本毅郎・スタンバイ!』の生放送を担当し続けています。午前4時台に局入りし、新聞各紙に目を通してデスク陣と打ち合わせを行うという過酷なルーティンを、今なお日常としてこなしている事実は、日本の放送界において特筆すべき偉業です。
テレビメディアにおいても、地上波からBS-TBSへと舞台を移した『噂の!東京マガジン』で総合司会を継続しています。名物コーナーである「やってTRY!」での軽妙なツッコミや、地域の行政問題・都市計画の矛盾に鋭く切り込む「噂の現場」での舌鋒は衰えていません。スタジオで見せる背筋の伸びた姿勢と、時折見せるユーモアを交えた表情は、番組開始当初から見守る視聴者に安心感を与えています。
近年は声帯の乾燥や加齢によるかすれを自虐的にネタにする場面もありますが、原稿を読み飛ばすことなく、ゲストコメンテーターの論点に対して的確なカウンターを当てる瞬発力は健在です。生放送特有の緊張感の中で培われたジャーナリストとしての反射神経が、身体機能を高い水準で維持させる好循環を生み出していると見られています。