かつての宇都宮において、大型商業施設と大型CDショップの組み合わせは最強の集客力を誇っていた。新譜の発売日になれば特設コーナーが作られ、色鮮やかなPOP広告が並ぶ。スタッフ手書きの熱い解説コメントを読んで、予定になかったCDをついで買いした経験を持つ人も多いはずだ。
洋楽から邦楽ポップス、V系、さらには地元インディーズバンドの自主制作盤まで、多岐にわたるラインナップが均等に整えられていた。都市部まで足を運ばずとも最新の音楽トレンドへ即座にアクセスできた環境は、地域の若者たちの感性を育む大きな土壌となっていたのである。