ネット上の口コミやSNSでは「セレオ八王子は駅ビルだからどの店も子連れで気軽に入れる」という意見が散見されますが、現場の構造を詳細に検証するといくつかの盲点が存在します。
第一に、「すべての店舗でベビーカーの横付けができるわけではない」という点です。フロア内の通路自体は広めに設計されているものの、カジュアルな洋食店や麺類店では席間がコンパクトに設計されている席もあり、混雑時はベビーカーを店頭で預ける形になるケースが少なくありません。ベビーカー入店を希望する場合は、ゆったりとしたボックス席を備える店舗やビュッフェ形式の店舗を選ぶのが賢明です。
第二に、「座敷席=予約なしでも座れる」という誤解です。フロア全体を見渡しても、靴を脱いで上がれる純粋な座敷個室を備えているのは「梅の花」などごく一部の店舗に限られます。乳幼児を寝かせられる座敷や広めの個室は、お食い初め、七五三、誕生日などの慶事で数週間前から予約が埋まることも珍しくありません。「当日ふらっと行って座敷に案内してもらう」ことは極めて困難であると認識しておく必要があります。
一方で、施設全体の設備面は非常に優れています。セレオ八王子館内には調乳専用温水器やおむつ交換台、授乳室が整備されており、9階・10階のトイレもバリアフリー設計が行き届いています。設備面の恩恵を最大限に享受するためにも、座席タイプの事前確認と早めの行動が不可欠です。