なぜセレッソ大阪と福山大学の関連性がサポーターの間でこれほど話題にのぼるのか。その背景には、天皇杯における直接対決やトレーニングマッチ(練習試合)の存在があります。
福山大学は広島県代表として幾度となく天皇杯全日本サッカー選手権大会に出場しており、Jリーグクラブと真剣勝負を繰り広げてきました。天皇杯のジャイアントキリング(番狂わせ)を狙う大学チームと、受けて立つJ1クラブ。この極限状態のピッチにおいて、セレッソ大阪の強化スカウト陣は相手チームのキープレイヤーや、かつて下部組織で指導した選手の成長ぶりを詳細にチェックしています。
「ユース時代には線の細さが目立った選手が、地方大学の4年間で厳しいフィジカルコンタクトに耐えうる身体を作り上げ、公式戦で見違えるようなパフォーマンスを発揮することがある」と、大手スポーツ紙の担当記者は語ります。練習試合やプレシーズンでの対戦は、単なる調整の場を超え、実力派大学生にとっての「事実上のトライアウト」として機能しているのが現場のリアルです。