セーターとニットの違いとは?素材と形状の決定打をプロが徹底解説

セーターとニットの違いとは?素材と形状の決定打をプロが徹底解説

セーターとニットの違いとは?素材と形状の決定打をプロが徹底解説に関するポイントを丁寧にまとめました。詳細な解説をご覧ください。

セーターとニットの最大の違いは、アパレルにおける「カテゴリ階層のズレ」にあります。ニットは素材および製造技法(編み物)を指す上位概念であり、セーターはニット生地を用いて仕立てられた特定のトップス(衣類の形状)を指す下位概念です。つまり、「すべてのセーターはニットであるが、すべてのニットがセーターではない」という包含関係が成り立ちます。

ニット(knit)の語源は、古英語の「cnyttan(結ぶ・編む)」に由来します。1本の連続した糸を使ってループ(輪)を作り、そのループに次の糸を引っ掛けながら連続して面を形成していく技術および生地そのものを指します。そのため、トップスに限らず、手袋、靴下、マフラー、帽子、さらにはニットスカートやニットパンツに至るまで、編み構造で作られた製品はすべてニットに分類されます。

一方でセーター(sweater)の語源は、英語の「sweat(汗をかく)」から派生しています。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イギリスやアメリカのアスリートが減量やウォーキング時に汗をかきやすくするために着用した厚手のウール製トップスが発祥とされています。服飾規定上の定義としては、「ニット生地で作られた、主に頭からかぶって着用する(プルオーバー型)トップス」を指します。前開き構造を持つものはカーディガンとして区別されるのが一般的です。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。