事故責任を巡る裁判では、乗客を置き去りにして脱出したイ・ジュンソク船長に対し、韓国大法院(最高裁)は2015年11月に不作為による殺人罪を認定し、無期懲役の確定判決を下しました。その他の一等航海士や機関長ら幹部乗組員に対しても、懲役1年6ヶ月から懲役12年の実刑判決が確定しています。
沈没した船体そのものは、海底に沈んだままでは真相究明と未収容者の捜索が完結しないとして、事故から約3年後の2017年3月に大規模なサルベージ作戦が決行され、海中から引き揚げられました。
引き揚げられたセウォル号は全羅南道の木浦(モッポ)新港に陸揚げされ、現在もその赤錆びた巨大な船体を横たえた状態で厳重に安置されています。船内調査を通じて過積載の実態や構造的欠陥が改めて裏付けられ、現場は事故の悲惨さと安全管理の重要性を後世に伝えるメモリアル拠点として保存整備が進められています。