一方で、消費者の意識改革も問われている。どんなに技術が進化しようとも、植物は単なるお洒落なインテリアパーツや投資対象の「モノ」ではない。生き物としての寿命があり、適切なケアを怠れば当然ながら命を落とす。
安易なトレンドに乗って購入し、育成知識が乏しいまま枯らしてしまう事例も散見される中、多くの植物店では購入者に対する事前レクチャーや、アプリを通じたアフターフォロー体制の構築を進めている。所有することのステータスではなく、日々の小さな変化を観察し、数年・数十年単位で寄り添う「植物との対話」こそが、本来の園芸の醍醐味であるという原点回帰の動きが広がりを見せている。