シャフリングベビーは発達障害?いつ歩く?医師が説く原因と受診目安についての疑問解決ガイドをお届けします。
育児書や母子健康手帳に記載されている平均的な発達指標と、シャフリングベビーの成長スピードにはどのような差があるのでしょうか。日本国内の小児科臨床データおよび発育基準をもとに、運動獲得プロセスの差異を比較表にまとめました。
運動発達項目定型発達児の平均推移シャフリングベビーの傾向臨床上の評価・着眼点移動手段の獲得
(生後7〜10か月)ずり這い、四つん這いハイハイで前後左右へ移動うつ伏せを拒否し、お座りのままお尻を滑らせて移動(いざり這い)ハイハイしないこと自体は病的な異常ではなく移動手段の選択肢立位支持・つかまり立ち
(生後9〜12か月)生後10か月前後で半数以上がつかまり立ちを達成足を曲げて接地を拒み、1歳を過ぎてもつかまり立ちをしない足裏の過敏さや体幹・股関節周囲の筋緊張が影響している独り歩きの時期
(歩行開始の目安)生後12〜14か月(1歳〜1歳2か月頃)がボリュームゾーン1歳6か月〜1歳9か月頃(場合によっては2歳前後)遅れても自力歩行を獲得すれば将来の運動機能に差は生じない歩行獲得後の経過
(2歳以降の推移)小走り、階段昇降、ジャンプなどへ順調に移行一度歩き始めると急速に上達し、周囲との差が自然消滅長期的追跡調査でも知能や基礎体力の予後に問題なしとされる
統計上、乳幼児全体の約2〜3%にシャフリングベビーの傾向が見られると報告されています。歩き始める時期(いつ歩くか)の目安としては、1歳半(18か月)健診の段階でまだ歩いていないケースが大半です。多くの児は1歳6か月〜1歳9か月、遅いケースでも2歳前後にはしっかりと両足で立ち上がり、歩行を完成させていきます。