山本譲二さんの代名詞といえば、1980年にリリースされミリオンセラーを記録した不朽の名曲『みちのくひとり旅』です。右耳の聴力を失い、がんの開腹手術によって腹筋の筋力が落ちた状態からの復帰は、常人であれば引退を選択してもおかしくない過酷な道のりでした。
しかし、退院後の過酷なリハビリと発声練習を経てステージへ復帰。片耳だけで音程とリズムを取る猛練習を重ね、復帰コンサートでは以前にも増して艶と迫力のある歌声を響かせ、満員の観客を涙と熱狂の渦に巻き込みました。
さらに近年では演歌の枠にとどまらず、ロックフェスへの出演やヘヴィメタル楽曲への挑戦など、前代未聞のパフォーマンスを展開。病気を経験したことで「残された命の時間を思いきり燃やし尽くしたい」という情熱が、彼の音楽表現をさらにダイナミックに進化させています。