契約解除の衝撃がこれほど大きかったのは、山本裕典がそれまでに築き上げていたキャリアが極めて華々しかったからです。2005年の「第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリおよびフォトジェニック賞を受賞し芸能界入りを果たした彼は、瞬く間に若手トップ俳優の座へと駆け上がりました。
2006年には特撮ドラマ『仮面ライダーカブト』にて仮面ライダーサソード(神代剣)役を熱演。「じいや」を従えた世間知らずの名門貴族という強烈なキャラクターをコミカルかつシリアスに演じ分け、特撮ファンから絶大な支持を獲得します。
その後、2007年の『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』で霊感が強い萱島大樹役を演じて全国的な知名度を獲得すると、以降の活躍は破竹の勢いでした。
- 『タンブリング』(2010年・TBS系):主演・東航役を務め、猛特訓を重ねた本格的な男子新体操の演技が絶賛を浴びる。
- 『桜蘭高校ホスト部』(2011年・TBS系):実写版の主演・須王環役として、華麗で少し抜けたホスト部部長を完璧に体現。
- 『山田くんと7人の魔女』(2013年・フジテレビ系):西内まりやとダブル主演を務め、軽快なラブコメディで幅広い層を魅了。
端正なルックスに加えて高い運動能力とコメディセンスを兼ね備え、ドラマ・映画・舞台の第一線で活躍し続けた黄金期があったからこそ、突然の失脚は世間に大きな影を落としました。