2026年11月からスタートした全国アコースティック・ライブツアー『Sugiyama Kiyotaka Winter Live 2026』の会場は、連日超満員の熱気に包まれている。ステージに立つ杉山清貴は、御歳60代後半を迎えてなお、あの澄み切ったハイトーンボイスをまったく衰えさせることなく響かせている。
アコースティックギターのシンプルな伴奏だけで披露されるアレンジでは、彼のボーカル表現力の凄みがよりいっそう浮き彫りになる。サビの伸ばし部分で伸びやかに突き抜ける高音は、観客の肌を泡立たせるほどの圧倒的なカタルシスをもたらす。ライブ終演後、涙を拭いながら会場を後にする往年のファンと、初めて生の歌声を聴いた若い世代の姿が混ざり合う光景は、この曲の息長い生命力を象徴している。