ブレイクの確実な足がかりとなった『弱虫ペダル』の小野田坂道役では、オタク気質で気弱ながらも自転車への情熱を燃やす純粋さを、息遣いひとつまで等身大で表現してみせた。激走シーンにおける鬼気迫る呼吸や感情の昂ぶりは、今なおアニメファンの間で語り草だ。
一方で、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のナランチャ・ギルガ役では、無邪気さと狂気を背中合わせに抱える少年像を鮮烈に演じた。感情をストレートにぶつける戦闘シーンの鋭さは、彼の演技の幅の広さを印象づけた。キャラクターの精神の奥底へ深く潜り込むアプローチこそ、ハマリ役を生み出し続ける秘密だ。