音楽配信サービスやショート動画がヒットの起点となる2026年の音楽市場において、フィジカル(CD・アナログ盤)主体の集計を原点としながら、毎年冬にチャート上位へ急浮上する現象はまさに異例と呼ぶしかありません。オリコン週間シングルランキングTOP100連続ランクインのギネス世界記録は、2015年に30年連続を達成した時点で世界的な認定を受けましたが、その後も歩みを止めることなく記録を延ばし続けています。
公式発表資料およびオリコンのデータベースによると、シングル『クリスマス・イブ』の累計売上枚数は現在300万枚を突破。ミリオンセラーを達成したアーティストが数多く存在する日本音楽史にあっても、「40年以上にわたり毎年欠かさず数万枚単位で売れ続ける」というロングセラーの質においては、国内外を見渡しても比類なき偉業です。
現在でも毎年12月になると、最新のリマスター盤や趣向を凝らした限定ジャケットパッケージがリリースされます。かつてレコードを買っていた世代だけでなく、CDに触れる機会の少ない若い世代が「冬の記念碑」として現物を手に取る光景は、山下達郎というミュージシャンが築き上げた信頼性の高さを物語っています。