上野動物園の珍しい動物2026!パンダ以外の日本唯一と世界三大珍獣

上野動物園の珍しい動物2026!パンダ以外の日本唯一と世界三大珍獣

上野動物園の珍しい動物2026!パンダ以外の日本唯一と世界三大珍獣の詳細解説をご紹介します。役立つ情報が詰まっています。

動物園ファンの間で定期的に話題にのぼるのが「世界三大珍獣」の存在です。歴史的にジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバの3種がその称号を与えられていますが、ネット上では「上野に行けば三大珍獣がすべて揃っている」という古い情報が散見されます。

事実関係を検証すると、世界三大珍獣の上野動物園における現在の飼育状況は、ジャイアントパンダとコビトカバの2種です。かつて上野で飼育されていたオカピは、現在横浜のズーラシア等に集約されており、上野動物園では展示されていません。しかし、西園のアフリカの動物エリアに鎮座するコビトカバ(ピグミーヒポポタマス)は、三大珍獣の看板に偽りのない圧倒的な存在感を放ちます。普通種のカバの約10分の1の体重(約180〜270kg)しかなく、単独で西アフリカの森林地帯に潜む原始的なカバの姿を今に留めています。

そして、珍獣好きが最も長い時間を費やす場所が、西園の小獣館(しょうじゅうかん)です。地上1階と地下1階の2層構造からなるこの施設は、マニア垂涎の珍奇生物の宝庫となっています。

地下フロアの夜行性コーナーで絶大な人気を誇るのが、上野動物園のマヌルネコです。標高数千メートルのシベリアやモンゴルの岩盤地帯に生息する世界最古の野生ネコの一種で、分厚い被毛と横に広がった耳、野生味あふれる独特の威嚇表情がSNSでも度々トレンド入りを果たしています。岩陰からこちらを冷徹に見据える瞳の引力は、一般的なイエネコとは根本的に異なる野生の緊張感を放っています。

さらに小獣館で見逃せないのが、透明なパイプトンネルを行き交うハダカデバネズミです。体毛がほとんどなく、体外に突き出た切歯で地中を掘り進む姿はSFクリーチャーを彷彿とさせますが、真社会性(女王を中心としたアリやハチのような階級社会)を営み、がんに対する極めて高い耐性や驚異的な長寿を誇ることから、医学・生物学界でもトップクラスの注目を集める超重要生物です。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。