日本国内で圧倒的な支持を集める数字選択式宝くじ。その魅力の根底にあるのが、未払当せん金が次回の1等賞金総額に上乗せされるキャリーオーバー制度である。この仕組みがあるからこそ、通常回では届かない天文学的な超高額当せんが現実味を帯びる。
制度の運用と透明性の確保には、極めて公的な枠組みが敷かれている。全国の発売元である地方自治体を取りまとめる全国自治宝くじ事務協議会と、それを管轄する総務省の厳格な指導のもと、収益金の一部は公共事業や地域振興のための貴重な財源へと充てられる。夢を買う行為が、結果として社会基盤を支える循環構造になっている点も見逃せない。