この場所のルーツは1918年(大正7年)にさかのぼる。日本初のボート場として開設された歴史を持ち、現在は株式会社東京水上倶楽部がその伝統と情熱を受け継いで運営を担当している。代表を務めた倉橋幸徳氏をはじめとする歴代の運営者たちは、ただのボート場にとどまらない新しい水辺環境の創造を目指してきた。
かつて水質悪化や都市開発の波に晒された外堀だが、地域住民や関係者の努力によって神楽坂水辺再生プロジェクトが推進され、かつての清廉な佇まいを取り戻した。さらに、すぐ隣を走る東日本旅客鉄道株式会社の線路と緑豊かな水辺が共存する独特のランドスケープは、水上カフェの先進的な成功モデルとして今や高い評価を得ている。