近年の集合住宅や賃貸物件では、和室がなく洋室中心の間取りが主流となっています。そうした住居において、マンションの神棚設置位置として最も適しているのがリビングルーム(居間)です。
リビングの神棚おすすめ位置とされる理由は、家族全員が日常的に集まる場所であり、日当たりや風通しが良好に保たれているためです。昔のように独立した神徒壇(和室の床の間)がなくても、リビングの清潔なサイドボードの上や、壁面の高い位置に設けることで、家族全員が自然に手を合わせる習慣が生まれます。
ただし、賃貸住宅での神棚の付け方には「壁を大きく傷つけられない」という制約が伴います。この課題に対しては、現代の住宅事情に合わせた便利なアイテムや工夫が定着しています。
国土交通省の原状回復ガイドラインに準拠する形で、画鋲や極細の石膏ボード用ピン(穴が目立たないタイプ)を採用した壁掛け式のモダン神棚が人気を集めています。無垢材を使ったシンプルな棚板や、お札をすっきりと収められるスリムな鳥居付きスタンドなどを活用すれば、壁の補修費用を気にすることなく、美しい祈りの空間を創出できます。