メディアでは長年、松田聖子と神田沙也加の仲を巡って「確執」「絶縁」といった強い言葉が使われることがありました。その発端となったのは、所属事務所からの独立や私生活の選択を巡る意見の食い違いです。
松田聖子は、自身が芸能界の荒波をくぐり抜けてきたからこそ、愛娘をトラブルや過酷な環境から守りたいという強い母親心(プロテクト意識)を持っていました。一方の沙也加さんは、いつまでも「松田聖子の娘」として守られた環境に甘んじるのではなく、厳しいオーディションを受け、自らの足で一歩ずつキャリアを築きたいという強い意志を抱いていました。
ふたりの衝突は、憎しみ合いではなく「子を守りたい母の愛」と「自立を求める娘の覚悟」のぶつかり合いだったと言えます。実際に沙也加さんは後年、インタビュー等で母への感謝や尊敬の念を折に触れて語っており、距離を置いた期間は、大人の女性同士として互いを尊重し合うために必要な時間だったと受け止められています。