しかし、幸せに満ちていたはずの結婚生活は、わずか2年半で終止符を打つことになります。2019年12月、双方がブログを通じて離婚していた事実を公表しました(実際の離婚届提出は同年夏)。
公表された文面で明かされた離婚理由の核心は、「子どもを持つことに対する考え方の相違」でした。当時40代を迎えていた村田氏は、家庭を築き自分の子どもを持ちたいという強い希望を抱いていました。一方で、沙也加さんはディズニー映画『アナと雪の女王』の大ヒット以降、次々と大作ミュージカルの主演に抜擢されており、舞台女優としてのキャリアが最も充実した転換期を迎えていました。
さらに、心理的な要因も大きく影響していました。沙也加さんは自身が複雑な家庭環境の中で育ち、多感な時期に寂しさを抱えていた経験から、「親になることへの強いプレッシャーと責任感」を人一倍強く抱えていました。舞台の長期拘束と過酷なコンディション管理が求められる中、「今、出産と育児のために仕事を長期休止することはできない」という苦悩と、「愛する夫に子どもを抱かせてあげられない」という自責の念が交錯したのです。
双方が徹底的に話し合いを重ねた結果、どちらかが妥協して将来に悔いを残すのではなく、「互いの望む人生を歩むために円満に婚姻関係を解消する」という選択に至りました。ドロ沼の愛憎劇ではなく、互いを尊重しすぎたゆえの「前向きな決断」でした。