1970年に世に出てから長い歳月が流れた今も、『恋あざみ』が放つ独特の湿り気と哀切は、一切の古びを感じさせません。作詞・泉淳三が描いたアザミの刺のような痛ましい愛の告白、作曲・彩木雅夫が紡ぎ出した珠玉のマイナー旋律、そして何よりも現場の叩き上げが生んだ勝彩也の無骨で色気のあるハスキーボイスが一体となったからこそ、この曲は昭和歌謡の金字塔となり得ました。
勝彩也という歌手本人の露出が途絶えた2026年現在であっても、彼が吹き込んだレコードの溝から立ち上る熱気は消えていません。デジタル配信の普及によって世代や国境を越えて昭和歌謡が再発見される今、夜の静寂の中でグラスを傾けながら、勝彩也が残した『恋あざみ』の深い哀愁に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。 (出典: 恋 あざみ 勝 彩 也(Yahoo!ニュース))
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