順風満帆に見えた創作活動のさなか、2011年にヤマグチノボル氏は進行性のがんを患っていることを公表します。過酷な手術や抗がん剤治療が続くなかでも、本人のTwitter(現X)では弱音を吐くどころか、入院生活を明るくユーモラスに綴り、逆にファンを励まし続けました。
病床にあっても『ゼロの使い魔』への執筆意欲が衰えることはなく、一時退院の合間を縫って第20巻を執筆。しかし病状は徐々に進行し、2013年4月4日、41歳という若さで帰らぬ人となりました。
訃報が伝えられた際、出版界のみならず国内外のファンから深い哀悼の意が寄せられ、ひとつの時代を築いた偉大な作家の早すぎる死を誰もが惜しみました。