石見地方に古くから伝わる石見神楽は、日本神話を題材に神職や地域住民の手で受け継がれてきた郷土芸能です。その中心地のひとつである島根県江津市波子町で産声をあげた大都神楽団は、神楽への熱い志を抱いた若者たちが集結し、2000年代初頭に結成された気鋭の社中です。
団名の「大都(おおつ)」には、かつてこの地域が栄えた港や豊かな土地としての誇りと、大いなる志を持って神楽の道を究める決意が込められています。古き良き八調子や六調子の伝統技法を徹底的に基礎から叩き込みつつも、既存の枠にとらわれないドラマチックな脚本や舞台構成を取り入れ、独自の進化を遂げてきました。
地域の神社における奉納神楽を原点としながら、各種競技大会での優勝や単独ホール公演の成功を重ね、今や全国の舞台や海外発信でも注目を集めるトップクラスの神楽団へと成長を遂げています。