一見すると突拍子もないパフォーマンスに思えるが、その根底にあったのは切実な地方創生への情熱だ。日本最古の円形校舎をリノベーションして誕生した円形劇場 倉吉フィギュアミュージアムは、フィギュア文化を通じた地域活性化の拠点として期待を集めていた。
地元の観光産業を少しでも盛り上げたい。そんな熱意に応えた石破氏の決断は、結果として絶大な宣伝効果をもたらした。政治・行政のトップ層が自ら身体を張ってサブカルチャー・コスプレを取り入れる姿勢は、地方自治体が抱える集客の課題に対するユニークな一手となったのだ。単なる一過性の話題作りを超えて、地域の魅力を全国へ届ける強力なエンジンを果たしたといえる。