日本基督教団 東京都民教会は、第二次世界大戦後の混乱と復興のさなかに産声を上げました。「特定の階層や限られた信徒のためだけでなく、広くすべての都民に開かれた教会を」という高い志を掲げて創立された経緯を持ちます。その名称に「都民」という言葉が冠されている背景には、戦後の傷ついた人々の心を癒やし、誰でも自由に集える精神的な拠り所を作りたいという強い願いが込められていました。
設立以来、プロテスタント教会(世田谷エリア)の草分け的存在として、自由で知的な信仰の伝統を紡いできました。著名な神学者や歴代の牧師たちが築いてきた開かれた対話の精神は、半世紀以上の時を経た現在も変わることなく受け継がれています。世田谷区代沢という落ち着いた住宅地にありながら、常に社会や地域に対して開かれた窓口であり続けている点が、多くの人々を惹きつける大きな理由です。