4人の子どもを育てる生活において、感染症の流行期はまさに戦場と化す。一人が高熱を出せば、数日後には次の子が発症し、最終的には家全体が療養所のような状態に陥る。辻がこれまでにブログ「のんピース」で明かしてきたエピソードには、そうした多子世帯特有の切迫感が凝縮されている。
特に乳幼児期における突然の喘息発作や高熱による夜間救急病院への駆け込みは、彼女の投稿でもたびたび話題となってきた。病院の待合室で不安に押しつぶされそうになりながら我が子を抱きしめる姿や、処方された薬を飲ませるための試行錯誤など、描かれる場面の一つひとつが現実そのものだ。
「子どもが熱を出すと、自分のスケジュールはすべて吹き飛ぶ」。そんな当たり前でありながら過酷な現実を、芸能人という立場でありながら隠さず見せる姿勢が、読者の心を捉えて離さない。